野球肩・野球肘
こんなお悩みはありませんか？
ボールを投げる時に肩や肘が痛む場合、そのままスポーツを続けても問題ないのか
痛くて肘や肩を動かせないときはどうしたらよいのか
スポーツを休止した場合、どのくらいの期間を空けると安全に復帰できるのか
痛みが出始めたり続いたりしている場合、整骨院と整形外科のどちらに行けばよいのかわからない
痛みが出ないようにするためには何をすればよいのか
野球肩・野球肘について知っておくべきこと
野球肘や野球肩は、投球動作を伴うスポーツを行う誰にでも起こり得る障害です。予防することで発生を抑えられる場合もあるため、特に投球動作を行う選手は予防に努めることが重要です。
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手首や肘、肩周りの柔軟性を高めることはもちろん、下半身の柔軟性向上も予防に役立ちます。br>
スポーツで最も大切なのはフォームです。正しい投球フォームを確認し、必要であれば修正して投球することが重要です。
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痛みや違和感を感じた場合は、すぐに安静にすることが大切です。重い物の持ち運びも避け、関節に負荷をかけないようにしましょう。br>
痛みがある状態で強いストレッチを行うと症状が悪化する恐れがあるため、注意して行うことが必要です。
症状の現れ方は？
肩の場合（野球肩）
・痛みや腫れ、疲労感が出る
・不安定感や動かしにくさを感じる
・悪化すると痺れが出ることもある
・痛みのある側を下にして寝られなくなる場合もある
肘の場合（野球肘）
・曲げ伸ばしがしづらくなる
・急に肘を動かせなくなることがある
・ぐらつきや痛み、動かしにくさ、ロッキングが出ることもある
・痺れが出る場合は肘ではなく手の小指側に感じ、力が入りにくくなる
症状が酷くなる前に、早めの受診をおすすめします。
その他の原因は？
野球肩の痛みにはいくつかの原因があります。特に発生頻度の高いものとして以下があります。
インピンジメント症候群
上腕骨の先端が肩峰や烏口突起などに衝突し、炎症や損傷を起こす症状です。
腱板損傷
腱板は肩の棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉の腱が集合した部分です。肩関節と腱板が衝突することで損傷が起こります。
これらの症状により、治療やリハビリのアプローチが異なるため、自分の症状を正確に知ることがまず重要です。
野球肩・野球肘を放置するとどうなる？
野球肩や野球肘を放置すると、症状が悪化し深刻な障害や長期的な問題につながる可能性があります。
・野球肘：内側側副靭帯の断裂や関節の変形、慢性的な痛みが進行することがあります。
・野球肩：回旋筋群（ローテーターカフ）の損傷や肩関節の軟骨である関節唇の損傷が進行し、肩の機能低下を引き起こすことがあります。
これにより、日常生活に支障が出たり、選手生命に影響を与えることもあります。運動時に肩や肘に痛みを感じた場合は、放置せず早めに専門医に相談し、無理せず休養を取ることが回復への近道です。
当院の施術方法について
当院ではまず、炎症や痛みが強い場合は怪我をした部位を安静にし、炎症を抑えるためにアイシングを行います。
その後、手技によるマッサージで筋肉の緊張をほぐし、血流を改善して筋肉の硬さを取り除きます。
また、必要に応じて鍼やお灸を用いて炎症を抑え、自己回復力の向上を図ることもあります。
炎症や痛みが落ち着いてきた段階では、肩や肘周りの筋肉をターゲットにした肩甲骨はがしや上半身のストレッチなどの運動療法を行い、可動域を広げながら筋力を強化します。
場合によってはテーピングを用いて関節の安定性を高め、負担を軽減する施術も行います。
軽減していく上でのポイント
野球肩・野球肘を改善するためのポイントは以下の通りです。
休養と負担軽減：基本は練習を休止し、リハビリに専念することが大切です。休めない場合は、テーピングやサポーターを使い、患部の負担を減らします。
柔軟性向上：肩や肘周囲の筋肉のストレッチで柔軟性を高め、関節に無理のないフォームで投球練習を行います。
投球フォームの改善：無理のない投球動作を意識し、肩肘への負担を軽減します。
ウォーミングアップとクールダウン：練習前にはしっかりウォーミングアップ、練習後にはアイシングや温熱療法で回復を促進します。
注意点：ステロイド注射は一時的な痛みの軽減には有効ですが、根本的な改善にはならず、複数回使用すると筋肉や靭帯の断裂リスクが高まるため注意が必要です。
これらを組み合わせることで、回復と再発予防を両立させることができます。
監修
札幌北円山接骨院 院長
資格：柔道整復師
出身地：北海道札幌市
趣味・特技：カラオケ、ボーリング、ドライブ
