腰痛関連Q&A
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腰痛関連でよくある質問と回答①
当院で腰痛に対しての質問を頂きますのでその中の一例を紹介させて頂こうと思います。
沢山の質問を頂きますが特に多いのが腰痛の原因は何なのかという質問が多く患者様の中でもお悩みのようです。回答としましては腰痛というのは大きく分けて三つの要素によって腰痛が出るか出ないかが決まってきます。その一つ目が脊柱の動きゃ姿勢で物を拾うや椅子から立ち上がる際骨盤と脊柱が連動して動くのですが脊柱の動きが少ない方というのは全て筋肉に任せて動作を行ってしまうため腰部の筋肉に負担がかかってしまい痛みが出てしまいます。そして二つ目が柔軟性で脊柱と骨盤がお互いを助け合っている様に腰部と股関節も助け合っています。歩く際も大腿四頭筋やハムストリングスがゴムのように伸び柔軟性が付いていると股関節で衝撃を吸収できる様になるので腰への負担が減っていきます。そして三つ目が筋力で人間というのは拮抗筋といい正反対の動きをする筋肉が多数あります。(例力こぶを作る上腕二頭筋と肘を伸ばすと腕の下が盛り上がる上腕三頭筋など)片方が使えていないと片方に負担がかかるようになっており腰の拮抗筋が腹筋で腹筋が使えていないと腰に負担がかかりどんどん固くなってしまいます。 -
腰痛関連でよくある質問と回答②
そり腰はなぜ起きてしまうのか
そり腰がなぜ起きてしまうのかということですがそり腰というのは腰の脊柱が前弯(反っている状態)骨盤も前傾(骨盤が起きている状態)になります。原因としては先天性のものももちろんありますが多くは脚回りの筋肉により引っ張られてそり腰になってしまうケースと前側の壁となる筋肉がうまく使えていないケースが多いです。
ではまずどの筋肉によって引っ張られているかというと股関節の前側に付いている腸腰筋という筋肉です。腸腰筋というのは腰の背骨から前側に走り大腿骨の内側に付着します。腸腰筋が固くなると身体の後ろ側から前側へ引っ張られるので腰が沿ってしまう形になってしまいます。そして前側の壁となる筋肉というのが腹筋です。
本来腹筋が前側の壁となり腰が反らないようになっているのですが腹筋が使えていない場合先程説明した腸腰筋の引っ張りを抑えることが出来ないので腰を反ってしまいます。 -
腰痛関連でよくある質問と回答③
ぎっくり腰とは何なのか
ぎっくり腰とはいくつか種類がありますが一番多いのが筋肉の損傷によるものです。
筋肉が損傷しやすい肢位としては伸び切った際に力を入れてしまうと損傷しやすく例えばハムストリングス(ももうら)の肉離れでは脚を前に出し切り伸び切った後に力を入れてしまい肉離れが起きやすいです。
ぎっくり腰も床に置いてある荷物を取る際や洗面台から顔を上げる際に腰に痛みが出ることが多いと思いますが多くは腰や背中の筋肉を丸めて起き上がる際に腰に力を入れてしまい痛みが出ています。ぎっくり腰の予防としては屈む際腰を丸めるのではなく股関節で丸めていく事が予防に繋がります。 -
腰痛関連でよくある質問と回答④
運動していた時は腰痛くなかったのに1年くらい運動しないと痛くなるのはなぜか
何故運動していた際は腰痛がなかったのに運動しなくなると腰痛が出てしまうかの答えですがまず筋肉というのはポンプのように筋肉を伸び縮みさせることによって血液を身体中に送り出しています。そして筋肉の唯一の栄養が血液になり血液循環が悪くなってしまうと栄養不足になり硬さが出てしまいます。運動というのは種類にもよりますがスポーツジムなどで行う全身運動では全身の筋肉を動かすことが出来る為血液循環が良くなり筋肉に栄養が渡り老廃物や疲労物質を一緒に流し汗や尿として流すことが出来ます。運動しなくなり痛みが出てしまうというのは血液循環が悪くなっているからといえます。 -
腰痛関連でよくある質問と回答⑤
脚を組むと何故腰が固くなるのか
脚を組むと何故腰が固くなってしまうかというと足を組むことによって骨盤の高さが変わってしまいます。右側の脚を上にして組むと右側の骨盤が上がり相対的に左側の骨盤が下がっている様に見えます。人間というのは平衡感覚があるので骨盤の高さが変わっても頸や肩で真っ直ぐに修正しようとします。実際に行って頂けるとわかると思いますが右足を上にして組み座ってみると骨盤が上がっている右側の方は筋肉が圧迫されている事、逆に左側の筋肉は伸張され伸ばされているのが分かると思います。筋肉は本来縮まっていても伸ばされていても良い状態ではなく左右同じ長さであるのが正しい状態です。足を組むことによって筋肉の長さが変わってしまう影響で腰に硬さや痛みが出てきます。