背中の痛み｜札幌北円山接骨院

まず最初にお伝えしておく事象として、”知っておくべきこと”は「ただの痛みとは限らない」ということです。背中の痛みの原因は、一般的に筋肉痛、骨の異常、神経痛、ストレスなどが考えられますが、中には内臓の疾患が原因となる場合もあります。その場合は特に注意が必要です。

いくつかの例を挙げていきますので参考にしてください。心筋梗塞、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、急性膵炎、膵臓がん、胆石症、総胆管結石症、急性虫垂炎（盲腸）、尿管結石などが、背中の痛みの原因となることがあります。

「気にしすぎ」という言葉はありません。「痛いけどすぐ治るだろう」ではなく、「痛いな、おかしいな」と感じたら後回しにせず、すぐに病院や整骨院などに行き、専門家の意見を聞いてください。

〇背中の痛みの現れ方はさまざまです。例えば、

・運動している時や物を持ち上げる動作の際
・持ち上げ動作のしすぎなどによる背中の使い過ぎ
・長時間の座った姿勢
・寝た状態
・不自然な姿勢での睡眠
・身体に合わないリュックサック

などが原因となることがあります。

〇痛みの原因は、

・骨の異常
・筋肉の疲労による筋肉痛
・天気や湿気などによる神経痛
・肋間神経痛
・ストレスの影響

などが考えられます。

〇以下のような症状がある場合はすぐに専門家の先生の意見を聞いてください。

・痛みが激しい、続く
・片脚、または両脚まで痛みがある
・脱力感がある
・痺れ、またはうずきがある
・腫れや赤みがある
・意図せずに体重が減る

筋肉や骨、神経以外の原因として考えられるものでは、背中の痛む場所によって原因が異なる場合があります。

右側に強い痛みがある場合は、肝臓の疾患、例えば肝炎や肝癌、胆嚢の疾患、例えば胆石や胆嚢炎、胆嚢癌が考えられます。

左側に強い痛みがある場合は、胃の疾患、例えば胃炎や胃潰瘍、心疾患、例えば狭心症や心筋梗塞、膵臓の疾患、例えば膵炎や膵癌が考えられます。

中央部、背骨付近に強い痛みがある場合は急性腎炎や帯状疱疹の可能性も考えられます。

幾つか原因を挙げましたが、どのような場合でも強い痛みを感じたら、まず医師に診察してもらい、早急に原因を突き止めることが大切です。

続きまして、背中の痛みを放置し続けると身体にどのような影響が発生してしまうかをお話しします。

背中の痛みは背骨の障害から発生している可能性が多いです。そのため、放置し続けると症状が悪化し、歩けなくなるなど重症化する可能性があります。

また、痛みが強く姿勢を正せない状態が長く続くと姿勢がどんどん悪化し、側弯や円背（どちらも背骨が過度に曲がってしまうこと）が強くなり、背中の左右差や高低差が出てきてしまいます。こうなると背中だけではなく、首や腰にも影響を及ぼし、椎間板ヘルニアや神経疾患などの症状にも繋がります。

当院の施術方法はさまざまですが、「背中が痛い」と一言で言っても、背中の痛みにはいろいろな種類があります。その中でも筋肉から痛みが起こっている場合は、全身骨格矯正や鍼が一番効果が期待できる施術です。

【全身骨格矯正】
まず全身骨格矯正に関しましては、歪んでしまっている骨格を正しい位置に戻し、姿勢をまっすぐに保ちます。そうすると丸まっていた背中がまっすぐになり、背中の筋肉にかかる負担が減り、普段からの痛みを感じることが少なくなります。

【鍼】
鍼に関しては、硬くなった筋肉に直接アプローチすることで筋肉を柔らかくし、痛みの軽減が期待できます。

背中の痛みが出る症状は一つだけではありません。そのため、症状を自分で調べて自己解決してしまったり間違った施術を続けてしまうと、全く良くならないことがあります。

改善していくポイントとしては、一度整形外科を受診していただくのが一番良いと思います。背中の痛みは大きく分けると神経疾患、ストレス、運動器疾患、内臓疾患に分けられますが、内臓疾患以外の症状であれば、整骨院に来て筋肉を緩めたり姿勢を改善したりすると症状が少しずつ軽減していきます。そのため、整形外科の後は整骨院に来ることをおすすめします。