悩みタイトル

動き初めの膝のこわばり
初期段階では立ち上がりや歩き始めの第1歩目に膝がこわばるような違和感を感じたり、膝がギシギシ軋むようになります。

動作時痛
階段の上り下りで特に下りが辛くなります。
初期段階だと休めば楽になりますが、中期、末期になってくると日常生活動作が困難になるほどに痛みが強くなります。

可動域制限
正座やしゃがみ動作が出来なくなり、膝も伸ばしにくくなります。また、膝の曲げ伸ばしで音が鳴るようになります。

関節腫脹
中期になると膝に水が溜まり、曲げると張り感が強く、膝に重だるさを感じるようになります。また、膝に熱を持つようになります。

O脚、X脚などの変形
初期段階ではあまり見られませんが、症状が悪化していくと膝の変形が強く見られるようになり、特にO脚やがに股が酷くなります。

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症は、加齢や体重増加、筋肉の減少などによって関節内の軟骨が摩耗し、痛みが生じる病態です。膝周囲の怪我や疾患が関節症を引き起こすケースも多く見られます。
この症状の代表的なものとして、立ち上がりや歩き始めに痛みを感じること、階段を上るときや正座するときの痛みが挙げられます。
さらに進行すると、歩行に支障をきたす可能性があり、関節の変形も進行します。

当院では、問診の際に簡易的な検査や目視、触診を通じて症状の状態を確認し、適切な施術方法を提案させていただきます。
症状の重症度に応じて精密な検査が必要と判断される場合、整形外科の受診をおすすめすることもございます。その後、病院での詳細な診断を元に、当院で可能な範囲の施術を行わせていただきます。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症の初期症状として、立ち上がりや歩き始めなどの動作の際にのみ痛みを感じ、休息すればその痛みは軽減されることが多いです。しかし、放置すると正座やしゃがみ込み、階段の上り下りなどの日常の動作が困難になり、生活に影響を及ぼすようになります。

さらに進行すると安静時にも痛みが継続し、膝の変形が進行して歩行自体が大きく制限される状態となります。このような制限により日常生活の動作範囲が狭まり、心理的なストレスも増大することが考えられます。

また、施術を受けないままの状態が続くと、膝の痛みを避けるための動作の制限が生じ、筋力が低下する可能性や体重の増加が見られることが知られています。

このような状態は変形性膝関節症の進行を促進する要因となり得るため、早期の対応が求められます。

変形性膝関節症の軽減方法

膝の痛みが原因で運動量が減少すると、膝を支える筋肉の力が弱まり、それがさらに膝に負担をかける悪循環が生じます。

運動の例として、大腿四頭筋を鍛える「足あげ運動」や、膝の間に柔らかいボールを置いて圧迫する運動、さらに、温水プールでのウォーキングは重力の影響が少なくて高い効果が期待できるとされています。

加えて、バランスの取れた食生活やダイエットは避けて通れない要素です。
例えば、体重が3kg増えると膝にかかる負荷は9kg以上にものぼると言われています。

日常生活で膝にかかる負担を軽減するためには、長時間立ち続けることを避け、適度に椅子に座る時間を作ったり、重い物を運ばないよう心掛けることが重要です。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

変形性膝関節症の痛みの軽減には、当院の「下半身の筋膜ストレッチ」と「楽トレ」の施術メニューが効果が期待できます。

膝に痛みが生じると動くことを避けがちになることが多いですが、実際にはそれが逆効果となることも少なくありません。適度な動きを維持しないと筋肉は萎縮し、ますます動きづらくなってしまいます。したがって、膝周囲の筋肉を柔軟に保つための「下半身ストレッチ」は、軽減が期待できる方法の一つです。

また、筋力が不足していると良い姿勢を保つことが難しく、姿勢の悪さが膝への負担を増加させる可能性があるため、「楽トレ」によってインナーマッスルのトレーニングをしっかりと行うことがおすすめです。

その施術を受けるとどう楽になるのか

筋膜ストレッチや楽トレを行うことでインナーマッスルが強化され、変形性関節症特有の立ち上がりや歩き出しの際に生じる痛みを軽減させる効果が期待できます。日常の動作においても痛みを気にせず身体を動かせるようになり、その結果、通院の頻度が減少し、日常生活の中での筋肉の活動量が増えることが期待されます。

この変化により、施術の頻度を減少させつつも、日常生活の中での身体の安定をサポートする方針にシフトすることが可能となります。このアプローチを通じて、以前と同等以上の効果が期待できるようになります。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

膝がこわばる、ひっかかる、歩き始めや立ち上がる際の痛みが気になるといった軽度の症状には、週2~3回の施術を1ヶ月間続けることで筋肉の緊張が緩和され、症状の軽減が期待できます。

一方、階段の上り下り、特に下りでの痛みや歩行の困難さ、膝の動き時の音、膝に水が溜まるという重度の症状がある場合は、週3~4回の施術を3~6ヶ月間継続することが必要となります。

お悩みの方は、ぜひ一度当院をご利用ください。